「“かっこいい”を表す英語って、どんなものがあるかな?」
という疑問に答えます。
「かっこいい」を表す英語は「クールガイ」というように、「cool」を思い浮かべるかもしれません。が、それ以外にも、カッコいいを表す英語はたくさんあります。
この記事では、かっこいいを表す英語を紹介しつつ、それぞれのニュアンスの違いについてもお伝えします。
「かっこいい」を表す英語は、日本語感覚で使うとミスマッチになってしまうこともあり、相手に不快な想いをさせてしまうかもしれません。
なのでこれを機に「かっこいい」を表す英語のボキャブラリーを増やすとともに、正しい使い方についてもマスターしていきましょう。
「かっこいい」を表す英語表現はたくさんありますが、それぞれニュアンスが違います。
例えば、「gorgeous(ゴージャス)」は豪華なセレブや有名人などを「かっこいい」と表現する時に使えますが、単純に容姿が整っているという意味での「かっこいい」は「cool」や「good looking」の方がニュアンス的にマッチします。
正しく使わないと相手に違和感を与える表現となってしまうので、それぞれの英語表現についてしっかりと理解しておきましょう。
以降の章では、「カジュアルな表現での“かっこいい”」「フォーマルな表現での“かっこいい”」「スラングとして使う“かっこいい”」をそれぞれ分けて紹介します。
カジュアルな表現の「かっこいい」を表す英語を8個、一つずつ紹介します。
「amazing」は、「驚くほどすごい、素晴らしい、すさまじい」という意味がありますが、「イケてるね」とか「めちゃくちゃかっこいいね!」という意味でも使える英語です。
例えば、プレゼントで貰った時計が想像以上にカッコいい時に「It’s amazing!!(めっちゃかっこいいよ!)」という感じで使います。
「attractive」は、「人を惹きつけるような、魅力的な」という意味で「かっこいい」を表現する時に使える言葉です。
例えば、かっこよくて心を奪われてしまうような異性を見たときに「She(He) is attractive.(彼女はかっこよくて魅力的だ)」という感じで使います。
「cool」は日本語でも定着している「かっこいい」を表現する英語です。「イカしている」という意味もありますが、「cool」は「落ち着いた感じのかっこよさ」というニュアンスです。
例えば、顔立ちが美しくて整った男性に対して「He looks cool.(彼はかっこいい)」という感じで使います。
「cute」は「可愛い」だけではなく、「かっこいい」という意味があります。意外かもしれませんが、女性に対しても、男性に対しても使える単語です。
ただ男性に使う場合のニュアンスとしては、「可愛らしさのあるかっこよさ」という感じです。若い世代のジャニーズタレントの容姿、と言えば伝わるでしょうか。
例えば可愛らしくもあり、容姿もカッコいい高校生男子に対して「He is cute!(彼はカッコいいね!)」と使います。
俳優の阿部寛さんのような、「大人で渋くてかっこいい」男性に対しては使わないので注意が必要です。
「good looking」は、容姿に対して「かっこいい」と表現する時に使えます。日本語でいう「イケメン」です。「good(良い)」「looking(見た目)」なので、内面ではなくて外見を褒める際に使う言葉ですね。
例えば、髪型がオシャレだったり、顔立ちが綺麗でカッコ良かったりする男性に対して「He is good looking.(彼はカッコいいね)」という感じで使います。
「handsome」は、「顔立ちが整っていてカッコいい」という意味の英語です。日本語でも「ハンサム」と言いますね。
「He looks handsome.(彼はハンサムだ)」と男性に対して使う場合は、「男性的で凛々しくてかっこいい」という意味になります。
一方、「I like handsome woman.(私は目や鼻がきりっとしている女性が好きだ)」など女性に対して使う場合は、「目や鼻がキリっとしている」という意味になります。
「nifty」は、服装や身に着けているものに対して「かっこいい」と表現する際に使います。
例えば、カッコいいジャケットをしている人に対して「It’s a nifty jacket.(かっこいいジャケットだね)」という感じで使います。
「nice」は、「素敵」や「素晴らしい」という意味もありますが、「かっこいい」という表現としても使えます。
どちらかというと、感情を込めて「めちゃくちゃかっこいいね!」と強調するニュアンスではなく、さらりと褒める感じの「へー、かっこいいね」というニュアンスです(言い方や感情の込め方にもよるのですが)。
例えば、「That’s a nice shoes.(その靴かっこいいね)」とか「The BGM is nice.(このBGMかっこいいね)」という感じで使います。
どちらかというと、感情を込めて「めちゃくちゃかっこいいね!」と強調するニュアンスではなく、さらりと褒める感じの「へー、かっこいいね」というニュアンスです(言い方や感情の込め方にもよるのですが)。
例えば、「That’s a nice shoes.(その靴かっこいいね)」とか「The BGM is nice.(このBGMかっこいいね)」という感じで使います。
続いて、フォーマルな場でも使える「かっこいい」を表す英語を、4つ紹介します。
「classy」は、「高級感があってかっこいい」や「上品でカッコいい」というニュアンスで使います。
例えば、仕事がバリバリできて、落ち着いたハイブランドの服を着て、美にも気を遣っている女性に対して「She is classy.(彼女はかっこいい)」と使います。
ちなみに、女性向け雑誌に「CLASSY.」があります。イメージは「上品でオシャレな女性」です。CLASSY.のHPや雑誌を見ることで、「classy」という単語が表現する「上品なカッコよさ」が分かるはずです。
「gorgeous」は、「豪華でカッコいい」というニュアンスで使います。
セレブや有名人に対して「The celebrity is gorgeous.」と使うこともありますが、「美しい風景(gorgeous scnenery)」や「高級店での料理(gorgeous dinner)」など、風景やモノなどに対しても使えます。
「smart」には「賢い」という意味もありますが、「かっこいい」という表現としても使えます。スタイリッシュでおしゃれ、という意味が込められた「かっこいい」ですね。
例えば、デザインがカッコいい車に対して「This car is smart.(この車はスタイリッシュでかっこいい)」という感じで使います。
そして「stylish」にも「おしゃれでかっこいい」という意味があります。服や見た目がかっこいい場合に使います。
例えば、服装が流行的でビシッと決まっている女性に対して「You look stylish!(かっこいいね!)」という感じで使います。
次に、「かっこいい」を表すスラングを5個紹介します。
「bad」は「悪い」という形容詞が一般的ですが、「かっこいい」を表現するスラングとしても使われます。日本語で言う「ヤバい!」が近いです。
「This man is bad!!!!(あの人ヤバいカッコいい!)」という感じで、テンション高く「かっこいい!」という際に使います。人によっては「baaaaaad!!!!!」と、「a」や「!」の数を多くすることで強調する人もいますね。
また近い言葉として、「badass」という単語も「かっこいい」を表現するスラングです。ただ、女性に使う場合は「男性を魅了するような小悪魔」という意味を持つので、注意が必要です。冗談が通じない相手には使わないほうが良いですね。
「dope」は、「ヤバくてカッコいい」というニュアンスを持つスラングです。
例えば、HIPHOPやブレイクダンスなどのダンスシーンで、会場を沸かせるほどのムーブをしたときなどに「DOPE!!!!!!!!!!」と使われることがあります。日本語で言うと「やべー!マジかっこいい!」のようなイメージですね。
「hot」は、「熱い」という意味が一般的ですが、「かっこいい」を表現するスラングでもあります。
「人気があって周りの人から評価を受けているかっこよさ」というニュアンスもあれば、「セクシーなかっこよさ」というニュアンスもあります。
「He is hot.(彼はかっこいい)」「She is hot.(彼女はかっこいい)」などと使えますが、人によっては性的なイメージを抱くので、使いどころには注意が必要です。
「ill」は「病気」という意味を持つ単語ですが、スラングだと「すごい、かっこいい」という意味になります。
このスラングは、アメリカのスケボー文化から来たと言われています。スケボーでテクニカルな技を決めたり、失敗したら大けがをしてしまうような技を成功させたりしたときに「Your trick was sick!!!(お前の技やべー!)」と言うことから、「かっこいい」というスラングとして定着しました。
ニュアンスとしては、「やばい」「異常」「普通のやつには出来ない」という感じです。
ちなみに「sick」も同じように「かっこいい」という意味を持つスラングです。あわせて覚えておきましょう。
「stud」は、「かっこいい」を表現するスラングです。元は「種馬」という意味なのですが、転じて「イケメン」や「モテる男」という意味で使われるようになりました。
性的魅力があり、モテる男性に対して「He is stud.(彼はカッコいい)」という感じで使います。
ただし、人によっては不快に感じさせてしまう場合があるので、使わない方が無難です。
先ほどもお伝えしたように、「かっこいい」を表す英語はたくさんありますがニュアンスがそれぞれ異なります。なので、ミスマッチの単語を使ってしまうと、相手を不快にさせてしまう可能性があります。
例えば、「hot」には「セクシーである」という意味が含まれます。なので、そういう見られ方をしたくない女性に対して「You are hot.」と言ってしまうと、相手を怒らせてしまうかもしれません。
また、「cute」は可愛らしい男性や年下の男性に対して使えますが、渋い外見の男性には使わない方が良いですね。
そしてスラングは元々親しい間柄やコミュニティ内で使われるものであったり、若者同士の間で使うものであったりするものであり、初対面の相手には通じない可能性があります。
なので、まだ親しくない相手に対しては、どんな人に対しても使いやすい「nice」を使うなど、状況や人に合わせて使い分けていきましょう。
「かっこいい」を表す英語は、「cool」や「nice」以外にもたくさんあります。
ただ、それぞれニュアンスが違います。なので、相手に誤解を与えたり、不快にさせたりしないように言葉を選んで使っていきましょう。
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