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英文法英語の接続詞は最低限これを覚えよう。使用頻度が高い接続詞の種類と使い方まとめ

特に日本語ではあまり意識することがないものの、英語においては重要な意味を持つ単語の一つに「接続詞」があります。

文章と文章をつなぐ役割を果たし、スムーズに英文を理解するためには欠かせません。今回はそんな「接続詞」について取り上げます。

接続詞とは

接続詞とは、簡単に言うと語・句・節・文など様々な要素を結びつける語句のことを指します。英語では” conjunction”と呼びます。大きく分けて「等位接続詞」と「従属接続詞」 の2つに分けられます。

等位接続詞:文法上、対等な関係にあるものを結ぶ接続詞

従属接続詞:文のメインとなる主節と、主節に説明を加える従属節を結ぶ接続詞

また一般的に「接続詞」とされる”and” , ”or”, ”if” , ”because” といった単語以外にも、”besides” や “however” などの「副詞」、さらに “on the other hand” などのフレーズも文と文をつなぐ役割を果たします。

今回はそれぞれの接続詞をどんな場面で使うのかに合わせてご紹介します。

1.文章と文章を単純に繋げるための接続詞

文章と文章を単純に繋げるための接続詞

まず、文章と文章を単純に繋げる働きをするのは。”and” と “so” という接続詞です。それぞれの意味を例文とともに見てみましょう。

and

基本中の基本の接続詞です。「〜と〜」、「および」「そして」というような意味合いを持ち、同じような内容の項目を並列させて、追加の意味を表します。

また、2つの動作が続けて怒った時も、”and”を使って繋げることがあります。

<例文>

I like shopping and travelling overseas.

ショッピングと海外旅行が好きです。

The police found the burglar and chased him down to Kings Avenue.

警察はその強盗を見つけて、キングス通りの方へ追いかけていった。

so

副詞としては「それくらい」「そのように」という方法や程度、代用などの意味を表しますが、接続詞の場合は「そういうことで」「だから」「そのため」といった結果の意味を表す単語です。

他にも”therefore” や “thus” が同じような意味合いを持ちますが、口語表現の時に最も使用するのがこの”so” です。

<例文>

He was biased, and so unreliable.

彼は偏見がありそのため信頼できなかった。

The wind was blowing harder, so I decided not to go.

風がますます強く吹いてきていたので出かけるのをやめた。

2.前の文章とは反対・対立することを言うための接続詞

前の文章を否定し、反対・対立することを言うための接続詞として有名なのは、”but” や “however” です。

but

先行する内容と対立する情報を導入する働きをし、「〜だが」「けれども」「ところが」といった意味合いがあります。広い意味を持っているため使いやすい単語の一つです。

<例文>

Thomas speaks Japanese fluently but he hasn’t been to Japan yet.

トーマスは流ちょうな日本語を話せるが、日本に行ったことはまだない。

Indeed he’s young, but he’s highly competent.

いかにも彼は若いが、極めて優秀だ。

however

正確にはhoweverは接続詞ではなく副詞であり、接続副詞として「しかしながら」「けれども」といった意味を持ちます。少し形式張ったような言い方で、口語表現としてはbutの方がよく使われます。

<例文>

I like bananas. However, I don’t like apples.

私はバナナが好きだけど、りんごは好きではない。

Later, however, he changed his mind.

しかし, その後彼は気が変わった。

3.前の文章の説明をするための接続詞

先ほど紹介した”so”は、前の文章が理由を説明しており、後ろの文章でその結果を話していました。

こちらでご紹介するのは、前の文章が結果を表しており、後ろの文章でその理由を説明するために間をつなぐ接続詞です。”because” や “as”が該当します。

because

「なぜなら」「〜だから」という意味を持ち、主節の理由・原因を述べるために使用されます。

<例文>

“Why were you absent?”—“Because I was sick in bed.”

「なぜ欠席したのですか」「病気で寝ていたからです」.

I took a taxi because I missed a train.

電車を乗り過ごしたので、代わりにタクシーを使いました。

as

“because” と同じように理由を示す時に使える単語で、「〜だから」「〜ゆえに」を意味しますが、若干ニュアンスが異なります。

理由を説明する時に”as” を使うと、「(あなたも知っての通り)〜だから」というようなニュアンスになり、相手が知らないであろう理由を説明する時には使用しません。

そのため、一般的には”because” を使用することが多くなっています。

<例文>

I left the company last week as I started my own business.

あの会社を先週辞めました。なぜなら自分で会社を始めたからです。

As it was getting dark, we soon turned back.

暗くなってきたのでまもなく引き返しました。

4.前の文章と比べたり、選択したりするための接続詞

同じ程度の文を比較したり、選択肢として提示したりする時に使用する接続詞としては、”or” もしくは”on the other hand”という表現が使われます。

or

「〜あるいは」「〜か、…か」というような意味を表し、選択の意味を持っています。”and” や “but” と並んで、シーンを選ばず広く使用することができる接続詞の一つです。他にも「さもなければ」という意味で使用することもあります。

<例文>

Mr. Barker or Mr. Hillary is suitable for the position.

バーカーさんかヒラリーさんがその地位にふさわしい。

Study hard, or (else) you’ll fail.

一生懸命勉強しなさい. さもないと落第しますよ。

on the other hand

「一方で」「他方では」「これに反して」という意味合いを持つフレーズです。直訳しても「もう一方の手の上では」という意味になりますのでイメージしやすいのではないでしょうか。

<例文>

On the one hand food was abundant, but on the other hand water was running short. 

一方で食物は豊富だったが, 他方では水が不足してきていた。

Living in a big city is convenient and entertaining, on the other hand it could be more stressful.

大きな街に住むのは便利で面白い一方、ストレスが多いかもしれません。

5.前の文章をまとめたり、言い換えたりするための接続詞

前の文章を要約したり結論を述べたりする時に使用する接続詞としては、”in short” や ”anyway” などが挙げられます。

in short

「一言で言えば」「要するに」を意味するフレーズです。単語としても「短くすると」というような意味合いで覚えやすいですよね。先に”In short”を文頭で使って結論を話してから、理由を述べて行く時に”because”を使用することもあります。

<例文>

In short, it was a failure.

つまりそれは失敗だった。

The food was great, the weather was perfect, good music, lovely people … in short I want to live in Hawaii!

食事も美味しかったし、天気も完璧だったし良い音楽、素敵な人たち…。要するにハワイに住みたい!

anyway

「とにかく」「それにも関わらず」というような意味を持ちます。「そういうこともあるが、とにかく…」というようなニュアンスを持っており、他にも言いたいことはたくさんあるけれども、とりあえず話をまとめると、というような印象です。

そのようなニュアンスを持つことから、「さて」「ところで」という形で、それまでの話とは全く別の話に移る時にも使われる表現です。

<例文>

I’m too tired to study anymore; anyway, I’m getting hungry.

私はとても疲れていてこれ以上勉強できない。とにかくお腹がすいてきたんだ。

It might rain this weekend, but let’s go camping anyway.

今度の週末は雨かもしれないけど,とにかくキャンプに行こう。

6.話を切り替えるための接続詞

先ほど登場した”anyway”も話題を切り替える意味を持っていましたが、他にも”by the way”という表現もあります。学校でよく取り上げられる表現ですが、復習しておきましょう。

by the way

「ついでながら」「ところで」という意味を持ち、前の文章とは関係なく新しい話が始まる合図になります。”anyway” も同じ「ところで」という意味を持っていますが、若干ニュアンスが異なります。

”anyway” の方は新しい話題が始まるとは言え、今までの話の流れを踏まえて次の話題に移ったり、脱線した話題を元に戻したりする時に使用しますが、”by the way”の方は、今までの話の流れは一切無視して新しい話題を開始するときに使用されます。

<例文>

Oh, by the way, it’s already 12:00. Can we talk about it during in lunch? I’m starving.

あ、ところでもう12時だ。この話お昼を食べながらにしない?お腹が空いて死にそう!

By the way, have you read this book?

ところでこの本をお読みになりましたか?

接続詞が英語攻略のカギ!たくさんの表現を身につけよう

接続詞が英語攻略のカギ

いかがでしたか?接続詞の種類や使い方はざっとわかったでしょうか。

日本語を話している時はあまり意識することがない接続詞ですが、きちんと話すことによって前後の文章の関係性が明確になったり、リスニングをしている時もこの接続詞が登場したということは次にどんな話が来るのか、ということが予想しやすくなったりします。

接続詞のニュアンスまで含めた正しい意味と使い方のポイントを抑えて、しっかり使い分けられるようにしましょう!

もしあなたが正しい文法や表現を身に着けたいのであれば、英会話教室で学ぶことをおすすめします。

私たちが運営している英会話教室『24/7English』では、あなたの興味や目的に合わせたオリジナルのレッスンが受けられます。ぜひ検討してみて下さい。

 

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