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リスニング・スピーキング英単語の覚え方|実践で使いこなすための覚え方たった4つのコツとは

オンライン英会話の活用法

「英単語の覚え方って、どういう方法が効率良いんだろう…?コツはあるのかな?」

という疑問に答えます。

世の中には、学生時代に一夜漬けで英単語を覚えた人もいるかもしれません。しかし、超短期間で詰め込むような覚え方をしても、すぐに忘れてしまうものです。

ただ単に英単語帳を読んだだけでは、長期的に覚えることはできませんし、実践で使うことも難しいでしょう。

英単語を長期的に覚えて、かつ実践でも使えるようにするためには4つのコツがあります。

これから英単語を覚えようとしているのであれば、きっと参考になるはずです。

まずは英単語を覚える強いモチベーションを持ってもらうために、「多くの英単語を覚えていることのメリット」についてお伝えします。

多くの英単語を覚えていることの2つのメリット

多くの英単語を覚えていることのメリットは、以下の2つです。

  1. 表現の幅が広がる
  2. 知らない単語を見聞きしても意味を推測できる

一つずつお伝えします。

表現の幅が広がる

多くの英単語を覚えていることのメリットの一つは、表現の幅が広がるということです。

当たり前かもしれませんが、覚えている単語が少ないほど、ワンパターンな会話(英語)になりがちです。

少ない英単語でも、会話をすることはできるかもしれませんが相手が「あなたとの会話を楽しみたい」と思っていたとしても、あなたの英語がワンパターンだとつまらないと感じてしまうかもしれません。

多くの英単語を覚えていて、思うようにコミュニケーションが取れるようになれば、あなたが思っていることや考えていること、感じていることなどを的確に相手に伝えることができます。

会話が弾み、楽しいコミュニケーションができ、友達が増えたり、パートナーができたりと、人間関係の幅も広がっていきます。

知らない単語を見聞きしても意味を推測できる

多くの英単語を覚えていることのもう一つのメリットは、知らない単語を見聞きしても、ある程度意味を推測できるようになるということです。

たとえば、「indirectly」という英単語を知らなかったとしましょう。

しかし、「in(頭につくと否定の意味)」と「direct(直接)」、そして「-ly(副詞にする)」を知っていれば、「indirectly」は「間接的に」という意味であることが推測できるようになります。

英単語の中には、「indirectly」のように単語と単語の組み合わせで成り立っているものが多くあります。

英単語を覚えていればいるほど、知らない英単語の推測(類推とも言います)ができるようになります。

日本語で言えば、知らない漢字でも部首や形によってある程度意味を推測できるのと同じです。

以上、多くの英単語を覚えていることのメリットをお伝えしました。

結果、英語のコミュニケーションが上手くとれるようになり、会話をすることがもっと楽しくなっていきます。

英語を話したいのであれば一つでも多くの単語を知っている方が良いですよ。

次に、英単語を効率的に覚えていくコツについてお伝えしていきます。

英単語の効率的な覚え方4つのコツ

英単語を効率的に覚えるためのコツは、以下の4つです。

  1. 概念を覚える
  2. 意味を分解して捉える
  3. 繰り返し復習する
  4. 失敗して覚える

英単語を覚えても、実際に使いこなせなければ意味がありません。

ただ単に「gratitude は感謝の意味!」という風に覚えていても、実践でパッと使えなければ知らないのと一緒なのです。

ここでは、“実践で使えるようにすること”を念頭に起きつつ、覚え方のコツについて一つずつお伝えしていきます。

概念を覚える

英単語を覚える時は、その英単語の概念(コアミーニング)を覚えるようにしましょう。概念を覚えておくことで、英単語を使いこなすことができるようになります。

たとえば、よく使われる英単語の一つに「have」があります。もしかしたら「have」の意味を「持っている」と覚えているかもしれませんが、それだけでは「have」を使いこなすことはできません。

「have」の概念は、「対象(人や物)が自分の範囲内にある」というものです。この概念を知ることで、以下のように応用することができます。

  • 口内炎が痛い ⇒ 口の中に痛みがある ⇒ 私の口の中に痛みがある ⇒ I have a pain in my mouth.

上記は「have」で説明しましたが、どんな英単語にも概念があります。

「この単語は〇〇という意味だ」という覚え方だけではなく、「この単語は〇〇という概念だ」という覚え方をすると、より使いこなすことができるのでおすすめです。

もし英単語の参考書や教材、書籍などを買う場合は、概念(コアミーニング)が解説されているものを買ってみてください。

意味を分解して捉える

複数の単語が組み合わさって成り立つ英単語は、意味を分解して捉えることで覚えやすくなります。

これは「ヘブの学習則」と言われ、簡単に説明すると「色んなものを結びつける(専門的には『異なるニューロンを同時発火させる』と言います)と記憶が定着しやすい」というものです。

先ほど「indirectly(間接的に)」という単語を例に出しました。「indirectly」は「in」と「direct」と「-ly」の3つが組み合わさった英単語です。

  • in(頭につくと否定の意味)
  • direct(直接)
  • -ly(副詞にする)

この例をお伝えすると、「3つも覚えるなんて効率悪いんじゃ?」と思うかもしれません。

ただヘブの学習則によると、脳の構造的には異なる複数のものを結びつけて覚えることで記憶が定着されやすいのです。

一つの英単語をそのまま覚えるのではなくて、意味を分解して捉えるという覚え方を試してみてください。

繰り返し復習する

繰り返し復習することも、英単語の覚え方としておすすめです。なぜなら、繰り返し復習することで忘れにくくすることができるからです。

もしかしたらあなたは「忘却曲線」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

忘却曲線とは「中期記憶(長期記憶)の忘却を示す曲線」のことで、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスにより実験されました。ちなみに日本語訳されたものには「記憶について」実験心理学への貢献」があります。

内容を簡単に言ってしまえば「今日覚えたことは明日には半分以上忘れてしまうが、復習することで忘れにくくなる」というのが忘却曲線です。

厳密には、エビングハウスが実験したことは「意味のないアルファベットの羅列を使った記憶」であり、「意味を持つ英単語の記憶」ではありません。なので、意味を持つ英単語を覚える際は、エビングハウスの忘却曲線よりも緩やかになることが考えられます。

繰り返しますが、一度覚えたことは翌日には半分以上忘れてしまいますが、再度復習することで忘れにくくなることがエビングハウスの実験で証明されています。

英単語帳を1回読んだだけで終わるのではなくて、繰り返し復習するようにしましょう。

またエビングハウスの実験では、1ヶ月以上空けて復習しても効果は見られませんでした。そのため、一度覚えた英単語は1ヶ月以内に繰り返し復習することをおすすめします。

失敗して覚える

英単語を覚えるためには、失敗をすることも大事です。なぜなら、失敗して恥ずかしい思いをしたり、恥をかいたりすることは「エピソード記憶」となり、記憶に定着されるからです。

エピソード記憶とは、カナダ人心理学者エンデル・タルヴィングによって提唱されたもので、過去の出来事の記憶を指します。

たとえば、「人生で一番楽しかったことor悲しかったことは?」と言われたら、何かしら思い出せるはずです。

特に感情が揺れ動いた経験というのは「覚えよう!」と意識せずとも覚えているものですし、簡単に思い出せます。

英単語を覚えるのも同じです。たとえば外国人と英語で話したときに、「ヤバい!」を意味する「Awesome!(発音は『オゥサム』が近い)」を間違えて「アウェサム!」と発音してしまったとしましょう。そして間違いを指摘されて、恥ずかしい思いをしてしまったとします。

すると「間違いを指摘されて覚えた Awesome(オゥサム)」というエピソード記憶となり、鮮明な記憶として定着されます。

誰でも恥ずかしい思いをしたくないものですが、失敗することで英単語を覚えていくことができます。

なので失敗を恐れず、どんどん英会話を実践してみてください。失敗したとしても記憶が定着されて、より英語力がアップしていくはずです。

以上、英単語を効率的に覚えるコツについてお伝えしました。

英単語の覚え方まとめ

英単語の覚え方のコツは、以下の4つです。

  1. 概念を覚える
  2. 意味を分解して捉える
  3. 繰り返し復習する
  4. 失敗して覚える

どれも重要なのですが、英単語を覚えるにはとにかく実際に会話することも大切です。

単語帳を眺めるだけでも一時的に覚えることはできますが、長期的には覚えられません。また、実際の英会話でも使いこなすことは難しいでしょう。

これを言っては元も子もないかもしれませんが、英単語を覚えてつかいこなすには実践あるのみです。

英単語帳や教材などで英単語の概念を覚えて、意味を分解し捉えて、繰り返し復習して、失敗しても良いので実践する、ということを意識してみてください。

繰り返せば繰り返すほど英語力がアップしていくはずです。まずはできることから始めていきましょう。

 

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