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リスニング・スピーキング英語が話せると転職で有利?

英語が話せると転職で有利?

「英語が話せると転職で有利なのかな?」

「転職で求められる英語のレベルってどれくらいなんだろう?」

そのような疑問に答えます。

結論からお伝えすると、英語が話せるということは転職活動で有利に働きます。たとえ外資系企業ではなくても、英語力が高ければ転職先の候補が増えたり、採用プロセスを通過しやすくなります。

この記事では、転職においてどれくらいの英語力が求められるかをお伝えしています。

英語が活かせる仕事へ転職、または、転職のために英語力をアップしようと考えているのであれば、この記事を参考にしてみてください。

まずは、英会話をはじめとした「英語力」が問われる職種にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

英語力が問われる職種

外資系企業は特に英語力が問われます。社内外において英語でのコミュニケーションが求められる場合があります。

外資系企業ではなくても、接客や販売スタッフ、受付などの職種において、外国人客の対応などで英語力が必要となることもあります。またそれらの職種以外でも、多くの企業で英語力が求められるようになっています。

実際、2018年11月から2019年2月にかけて行われた調査『英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019』では、「今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキル」という設問に、82.6%もの企業が「英語」と回答していました。

また「社員や職員に不足している・今後強化する必要がある知識やスキル」という設問でも、「英語」が最多の回答となっています。

さらに、同調査では「現在(2018年~2019年)は海外取引がある部署を中心に使われている英語が、今後(2021年~2022年頃)は他の部署でも必要になると考えられる」と述べられています。

もちろん各企業によって社員や採用者に求める英語力のレベルは異なりますが、今後は多くの企業でより一層英語力が問われる可能性が高いと言えます。

そのため、あなたが比較的良い条件で転職したいと考えているのであれば、英語力をより高めていくことをおすすめします。

続いて、どれくらい英語ができると転職において有利になるのかについてお伝えしていきます。

英語ができると転職に有利なのか

冒頭でもお伝えしたように、英語ができると転職に有利に働きます。

この場合の「有利」とは、転職先の候補が増えたり、採用プロセスを通過しやすくなったり、採用条件がよくなるということです。

「英語ができること」が転職に有利な理由

企業によっては「英語力(主にTOEICのスコア)」を採用時の要件としていたり、参考としていたりするため、その場合は、英語ができることは確実に転職に有利に働きます。

採用条件に含まれていない場合でも、最終候補者の2名が、英語ができる、できない2名の場合は、有利になることもあるでしょう。

『英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019』によると、「英語を使用する部署の中途採用」において、TOEIC Program のスコアを要件としていたり、参考としていたりすると回答した企業は53.8%です。

また、「要件・参考とするTOEIC L&Rスコア(平均)」という項目では、「英語を使用する部署の中途採用」に求めるスコアは620点と記載されています。

これは、英語力が低い場合は、英語力の高さを採用の要件とする企業に応募することができないということを意味します。

逆に言えば、あなたの英語力が高ければ高いほど、転職先の候補となる企業が多くなるということです。

もしあなたが転職先の候補を増やしたかったり、より条件の良い企業に転職したいと考えているのであれば、英語力を磨いておくに越したことはありません。

どれくらいの英語力が求められるのか

では続いて、具体的にどれくらいの英語力が求められるのかを見ていきましょう。

社員に求められるTOEICのスコア

先ほど、英語を使用する部署の中途採用の場合は、求められるTOEIC L&Rスコア(平均)は620点であるとお伝えしました。

620点というスコアがどれくらいのレベルなのかは、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会で次のように定義されています。

日常生活のニーズを充足し、限定された範囲では業務上のコミュニケーションが出来る。

通常会話であれば要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙の差がみられる。

基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている

もしあなたが英語を使用する部署を希望するのであれば、自分の意思を伝えられるだけの英語力を備えていることが望ましいでしょう。

また、海外出張や赴任などがある部門となると、社員に期待されるTOEIC L&Rの平均スコアは690点となります。ただ690点はあくまで平均であって、810点と回答した企業もあります。

TOEIC L&Rのスコアが810点ともなると、以下のように非常に高いレベルの英語力となります。

どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。

通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。

正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。

引用元:TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表

もちろんあなたが希望する企業によって、求められる英語力のレベルは変わってきます。

目安として、英語を使用する部署への転職を目指すのであればTOEIC L&Rスコアは620点、海外出張や赴任などがある部門であれば690点(570~810点)以上が必要になる可能性があると認識しておきましょう。

4技能のバランスが取れた英語力が必要

上記でお伝えしたTOEICのスコアは、リスニングとリーディングの合計スコアです。

しかし実際の業務となると、ライティングやスピーキングの能力も求められます。

2013年に行われた調査『「上場企業における英語活用実態調査」報告書』によると、英語を使用する部署においては「リスニング(聞く)」「ライティング(書く)」「リーディング(読む)」「スピーキング(話す)」の4技能がバランスよく求められることが分かります。

ちなみに英語使用部署での各技能の使用割合は、以下の通りです。

  • リスニング:23.1%
  • ライティング:26.5%
  • リーディング:27.2%
  • スピーキング:23.2%

別の例を見てみましょう。

『英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019』では、「企業・団体が目標とする英語スキルの水準」として、「英語で行われる会議(電話会議を含む)で議論できる」という回答が最も多い結果となっています。

これは、メールや電話などでのやり取りだけではなく、会議の場であなたの意見や考えを主張できるだけの英語力を、企業が目標としているということです。

さらに海外売上高比率20%以上の企業の場合、会議で議論できるだけではなく、「通訳なしでの海外出張に1人で行ける」「海外赴任できる」という回答も多いです。

繰り返しますが、英語が活かせる仕事に転職したいのであれば、リスニングやリーディングだけではなく、ライティングやスピーキングなどの能力も求められる場合があります。

メールや電話での対応だけではなく、英語で議論できるレベルまで英語力を高めておくと、転職の際に非常に有利となるでしょう

しかし、一人で英語での議論を練習することは難しいものです。あなたが英語力に自信が無いのであれば、英会話教室に通うことなどをを検討してみてください。

まとめ

英会話のスキルが高ければ、転職先の候補が増えたり、採用プロセスを通過しやすくなったりと、転職において有利に働きます。

転職時に求められる英語力の目安は、英語を使用する部署であればTOEIC L&Rスコアで620点、海外出張や赴任などがある部門であれば690点(570点~810点)です。

もしあなたが英語を使う仕事への転職を検討していて、上記のスコアを満たせていないのであれば、まずは目安のスコアに到達できるように英語力を磨いていきましょう。

ただ、実際の業務ではリスニングやリーディング以外にも、スピーキングやライティング技能も求められます。

具体的に言えば、会議で議論できるレベルです。そのようにお伝えするとハードルが高く感じられるかもしれません。しかし英語を使う仕事となると、やはり英語で自分の意見や意思を伝えられることが重要となってきます。

独学でのスキルアップが難しいのであれば、英会話教室に通うことなどを検討してみてください。そして希望の企業への転職を成功させるためにも、今以上に英語力を高めていきましょう。

私たちが運営している英会話教室『24/7English』では、あなたの興味や目的に合わせたオリジナルのレッスンが受けられます。ぜひ検討してみて下さい。

 

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